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MAM「父と暮せば」東京&札幌公演!!

公演フライヤー(クリックすると拡大表示されます)
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2017年井上ひさし作品に挑戦!

◎東京キャストと札幌キャストでのダブルキャスト公演!

東京では全ステージ完売!!札幌では「Re:Z大賞」受賞!!

2015年8月、大好評を頂いたnu-taの舞台「父と暮せば」。
2016年、MAMとの提携公演として東京・札幌にて上演。
東京公演出演は前回同様、正にこの物語のはまり役、剣持直明、松村沙瑛子の二人。
札幌公演はこの二人に加え、地元札幌で活躍する松橋勝巳
昨年のWSオーディションに参加した期待の新人、高橋海妃!
おかしく、切なく、暖かく、心の締め付けられる物語…
東京では追加公演も含む全ステージがソールドアウト。札幌では、シアターZOOの年間大賞「Re:Z大賞」を頂きました。

「父と暮せば」

★STORY★
1948年、夏、広島。終戦から3年。原爆の被害の中生き残った美津江は、その負い目から恋する気持ちも封じ込めようとしていた。
「恋の応援団長」をかって出て励ます父・竹造。
4日間にわたる、美津江の恋を巡る父娘の会話の中で、次第に明らかになって行く真実。
暖かく微笑ましいやり取りの陰に隠れていた、拭い去れない過去とは・・・
父の願いが、底なしの絶望から娘を蘇らせる、魂の再生の物語。

DSC_9735.jpgP1420670.jpgDSC_9333.jpgDSC_9758.jpgDSC_9825.jpgDSC_9376.jpgDSC_9472.jpgDSC_0134.jpgDSC_9642.jpgDSC_0097.jpgDSC_0119.jpgDSC_9865.jpgDSC_0108.jpgDSC_0218.jpgP1420684.jpgDSC_9697.jpgDSC_9568.jpgIMG_8980.jpg
撮影:種田基希

CAST

剣持直明 松村沙瑛子 (東京キャスト)
松橋勝巳 高橋海妃  (札幌キャスト)

STAFF

★東京公演
作/井上ひさし
演出/ 増澤ノゾム
音楽/ 奥田 祐
美術/ 小島とら(劇団だるま座)
照明/ 大場正之・島村ひろみ
音響/ 實裕あかね
衣装協力/ 有島由生
制作 / MAM・間杉直子・廣田しをり
協力/ 下澤 要・高橋海妃
フライヤー題字/ 田中真理子
主催 / nu-ta・MAM
協力 / 劇団だるま座

★札幌公演
作/井上ひさし
演出/ 増澤ノゾム
音楽/ 奥田 祐
舞台監督/ 下澤 要
美術/ 高村由紀子
照明/ 鈴木静悟・干場美恵子
衣装協力/ 有島由生
制作 / MAM・松岡春奈
フライヤー題字/ 田中真理子
主催 / MAM / 北海道演劇財団 / NPO法人 札幌座くらぶ

◎お客様の声

あれは93年ころ、ちょうどひさしさんが「父と暮せば」を書いていたころかもしれません。
ひさしさんに、先生の考えるユートピアって?という質問をしたことがあります。

「それについては、いろいろ考えてきてね‥
社会主義とか資本主義とか、世の中のシステムで理想郷っていうのは成立しないかもしれないな‥
私はね、芝居を書いていて、それが舞台に乗って、何日も繰り返す公演中、ある日、書いた芝居と役者と観客がまったく一体になって、もの凄く大きく劇場がうねるのを見ることあるんだよ。
そんな日は、役者も、観ている観客も日常のつらいことなど完全に忘れているようで、その芝居と一致する、奇跡みたいな時間だね。
観終わった人たちが、なかなか帰ろうとしないで、知らない人と話し込んだり、その時間の余韻を楽しもうとするし、みんなが優しい振る舞いになるから、そんな奇跡が起こるとすぐ分かるんだ。
わたしはね、そんな奇跡のような瞬間が、ユートピアだって、最近思うんだ。」

あの小さな小さな満員の劇場には、そんな奇跡の時間がありました。
今、若い人たちが「戦争・平和」なんて、古くさい昭和な言葉を考えさせられ、路上で叫ぶまで追いつめられる、この状況。
そんな時期に、昨夜の奇跡つきの「父と暮せば」は、とても強いメッセージを放っていました。
観客のイケメンくんたちや、鼻をすすりながら芝居をみていた女の子たちにも、それは間違いなく届いていて、テレビや学校や、親さえもう教えてくれないことを、舞台の2人から感じ取ってくれたと思います。

ひさしさんが観たら、本当に喜んだだろうな…
そう、何度も思いました。
(井上ひさし氏元電話番 渡辺直衛氏)